なるほど!ビジネス本のマーケット

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あなたは本をどれくらいの頻度で購入しているだろうか?もし、買うとしたらどこで購入しているだろか?お店だろうか?インターネットだろうか?

今回は読書会で欠かす事の出来ない本(電子媒体を含む)の市場の変化や出版業界の事情を紹介する。

本のマーケットの現状

本が売れなくなっている。書籍(雑誌を除く)の実売総金額のピークは1997年。2015年と比べてみると、

1997年で約1兆1,000億円

2015年で約8,000億円

となっている。18年の間で約25%も下がっている。インターネットでの販売金額は増えているが、全体での売上げは減少が止まらない。実店舗(本屋、コンビニ)での販売金額と共に、書店数や出版社の数も減少傾向にある。

その一方で本の新刊点数の発行数は増えている。一部抜粋すると以下のようになる。

1988年:37,064点

2008年:76,332点

2015年:80,048点

(出版年鑑より)

本の売上が下がっている中でも、比較的に売れているジャンルがある。それがビジネス本だ。

読書会 東京

「2015 出版指標 年報」より

盛り上げられてるビジネス本

将来に対する不安がますほど、経済防衛の為にビジネス本を買う人が増えているのだろう。そこに目をつけ、出版社は大量のビジネス本を作るのだ。そして一冊当たりの本が売れなくなってきているので質より量を重視される。新刊をたくさん出して、その中でヒットが生まれ、トータルで回収出来ればいいと考えているのではないだろうか。

次から次へと販売されるビジネス本。タイトルも目を引くものが多い。例えば、

何倍も仕事の能率が上がる、

誰でも営業が出来るようになる、

クロージングが決まるようになる、

相手を意のままに動かせる、

これをやれば地位が上がる、

年収が上がる、

人生が良くなる、

片付けが出来る、

などなど。

そんな状況の中、あなたはどのように本を活用しているだろうか?もしかして、昔の私のようになってないか?当時の私は単純だった。1,000円〜2,000円の本で人生が良くなれば安い投資と考えた。そうして本屋で平積みにされているビジネス本を片っ端から読んでいったのだ。

ドラクエやFF(エフエフ)などのRPGゲームの攻略本を買っている気持ちに近かった。この本があれば強い武器が手に入る、レアアイテムが手に入る、最短ルートでボスまでたどり着ける。

人生でお得に賢く、最短ルートで人生を楽しめる。そんな幻想を抱いていた。

しかし、人生はゲームではない。そんな簡単なものではない!と気付いたのはしばらく経ってからだ。

確かに、ビジネス本を読んで、人生が上向きになる気がした。だが、もちろんそれだけではダメなのだ。成功した人たちの本はあくまで、その人たちが成功した結果や行動、考えを知る事ができるが、それをそのまま自分のものになるかどうかは別の話だ。

ビジネス本を読んでテンション上がり、成功した気分でしばらくテンション高くいられるが、血糖値と同じでガーンと上がると、その分ガーンと下がるのだ。

そうして低血糖状態になり、次の本、次の本と求めて読み彷徨い、さらに過激なタイトルの本を手にするのだ。

まとめ、ビジネス本だけでなく教養本も読む

とはいえ、ビジネス本で多く学べることもある。だからと言って、ビジネス本ばかり読むのもオススメできない。

オススメは2つある。

先ず1つは、ビジネス本以外の本も読む。

もう1つは、信頼できる人に紹介してもらった本を読む。

先ず1つ目を説明しよう。

アメリカやヨーロッパの大学では、教養本を大量に読ませるようだ。なぜならこれから答えのない時代。いつの時代も答えなどないのだが、高度経済成長の時はロールモデルが有効だった。

だが、ロールモデルが崩れ、新しい答えを出していかなければならない時代。そういった時にいわゆるハウツー本ではなく、過去の先人はどのように考えていたのか?を知ることができる歴史など本を読む。なぜなら歴史に名を残す人は、前例のない新しいことに挑戦してきた人だからだ。その人が、その時にどう感じ、どう考え、どう行動したのか?は、何かを選択しなくてはいけない人には必要なのだろう。

あと、世界的に名著であれば、話のネタになりやすい。世界中から学生が集まる世界トップクラスの大学では、最先端の研究だけでなく、歴史に残る名著からの思案・思考の鍛錬を行なっている。

一見無駄に思える本をが重要だったりする。

スタンフォード大での教養本リストを見てみると、とんでもない量だ。

だが、一度はタイトルは聞いたことのある本ばかりだ。読んだことのある本もあるかもしれない。

アップル創業者、故スティーブ・ジョブス氏のスタンフォード大学での有名なスピーチ、「点と点が繋がり線になる」。これはすぐに何かの役には立たないかもしれないが、時間の経過と共に点が線で結ばれ相乗効果を発揮するという意味だ。

ジョブス氏も大学中退後に学んだカリグラフィーがマックのフォントに活きているとスピーチしている。

読書会 東京

点と点が繋がる時

あなたは信頼に足る人がいるか?

直接お金の損得がなかったとしても、その人からのアドバイスを聞き入れる人はいるだろうか?営業マンからのアドバイスは所詮営業マンの営業トークにすぎない。この人に教わりたい!この人と一緒にビジネスやりたい、と思えるような人からのアドバイスを、あなたはもらえなくてはならない。

 

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